にゃおみを飼いはじめて2~3カ月ほどたったころ。
秋から冬になりかけた、寒い夜のことだ。珍しく嫁と二人で飲み屋で飲んでいた帰り道、街の大きな公園の大通り、どこからか枯れた鳴き声が聞こえる。
にゃーにゃー、とかなり大きな声で、懸命に鳴いている。どこから声が聞こえるかわからず、車通りは少ない道路だったので、探してみた。中央分離帯の木の枝の茂みから聞こえることがわかった。目を凝らして探してみると、震えながら、懸命に鳴いている子猫がいた。それがノラとの出会いだった。
ノラクロ柄、生後一カ月前後のかなり小さな子猫。右目がケガをしていて、右目が空かない状態だった。ケガをした理由が、木の固い枝にひっかかったのかわからないが、人間にはかなり臆病になっている状態だった。すぐ近くにウチがあったので、ウチからにゃおみ用の餌と水を持っていき、あげることにした。かなり警戒していたので、すぐには食べてくれず。。仕方なく餌を置いてその場を離れることにした。きっとお母さんも近くにいるはずだし、無事に元気になることを祈った。
次の日、仕事から帰ると、なんとウチにその子猫がいたw

嫁が次の日もその子に遭遇し、かわいそうだったので保護したのだった。
毛はかなりボサボサで、かなり警戒をしている。二匹目ということもあり、あのにゃおみとうまくやれるのかはわからない。。まずは外の世界で汚れも酷かったので、シャワー。あまり覚えてないが、たぶんかなりひっかかれながらシャワーを終えたはず。



それと別な部屋に100円ショップで買ったフェンスを組み合わせて、その子猫の小さなネコ部屋を作った。

少しずつ、心を開いた子猫は毛並みもよくなってきた。目も少しずつだが開くようになり、どうやら見えている様子。肝心のにゃおみだが、にゃおみは優しくお姉さん猫として子猫を受け入れてくれた!

我々は、二匹目となる子猫を飼うことを決意し、その子猫にノラという名前をつけた。声が枯れたスモーキーボイスであることから、ニューヨークのため息と呼ばれるジャズ/ブルースシンガーのノラ・ジョーンズから名前を頂いた(飼い主が大好きなアーティスト)。あとは、ノラクロ柄であること、野良猫だったことからのトリプルミーニングである。
このノラのクッションにあごのせしてる写真がたまらなく好き。

若干、にゃおみにとってストレスだったのか、にゃおみの食欲が無くなったり、餌を吐いていたことが数週間だけあったが、その後は問題なく暮らしている。二匹だとお互いじゃれあったり、毛づくろいしあったり、ハムハムしあったり、追いかけあったり楽しそう。
※ただ、先住猫との相性は必ずあると思いますし、お互いの特性で合わないこともあるはずです。猫を多頭飼いする場合は注意してください。
その後、ノラはすくすくと育ち、いまではにゃおみより体重が重いw

にゃおみのぶんの餌も食べるので、小顔なフェイスは保っていますが、ボディはどっぷりとして、でーーんとしている。
目はしっかり開いていますが、動物病院では結膜炎と診断。目からは茶色の涙が出ていて、長期に目薬も試したが治らず。こちらは長期的に付き合わないとと思いつつ、また病院に行ければと思っている。(何か良い治療法があればコメントください。。)
ノラは野良猫で外の世界を体験しているからか、臆病。だれかが遊びにくるとまったくおりてこない。でも心を許すと、とにかく撫でてほしかったり、マッサージされるのが好きな猫。
普段は声が小さいノラだが、あの時に大声で鳴いて、懸命に我々を呼んだのは、生きるためにそうしたのかもしれないなー、とふと思い出す。
ノラ、これからも優しいにゃおみお姉さんと仲良く暮らしていこー。にゃおみお姉さんのぶんのご飯は食べすぎないようにねー。

ノラまとめ
・臆病なネコだが、心を許すと撫でてほしがり
・小顔だかボディはおでぶちゃん
・にゃおみのごはんもたべる
こんな二匹をこれからもよろしくお願いします!
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